♪♪大阪府茨木市の小児科のクリニックです ♪♪

予防接種・乳幼児健診/花粉症・アレルギー・喘息
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◉ 乳幼児期の肌荒れや乾燥肌が
 食物アレルギーの原因に??!

 乳幼児の乾燥肌のスキンケア         それって本当にアトピー??

・乳幼児期の肌荒れや乾燥肌の大部分は正しい
 スキンケアで改善します。
・乳幼児期の乾燥肌をそのままにしておき、
 「掻きむしり」「こすりつけ」などで悪化を
 繰り返していると、食物アレルギーや気管支
 喘息、アトピー性皮膚炎など様々な病気の
 原因になることがあります。
・乳幼児期に正しくスキンケアを行い、お肌の
 トラブルやアレルギーの予防して行くことが
 大切です。

◉ 乾燥して荒れた皮膚の隙間から、様々な異物
  (ハウスダスト,花粉,食物,ペットの上皮など)が
  体内に入り込んで、アレルギー反応を起こし、
 (経皮感作と言います。) 乳幼児期以降にアトピー
 や食物アレルギー、喘息などを発症することが
 分かってきました。
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◉ 新生児〜乳幼児期、乾燥肌をしっかり
 スキンケアすることが、食物アレルギー
 などの予防にとても大切です。
◉ 適切なスキンケア・アレルギー対策は、
   ぜひ小児科で相談して下さい。

★ 更に詳しく知りたい方は読んで下さい

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■ 乳幼児の乾燥肌の原因

① 体質的(遺伝的)な原因。
② 年齢的、季節的な原因。
③ スキンケアが間違っている。
    スキンケアが足らない。

▶︎子どもの肌は大人の肌と較べると、皮脂成分
 がとても少なく、冬はより乾燥が悪化します。
 ( 冬の皮膚の皮脂量は夏の6分の1程度と言われ
 ており、よりスキンケアが大切になります。)
▶︎生後1-2ヶ月程度までは顔を中心に皮脂分を
 多く分泌してますが、3-4ヶ月を過ぎると逆に
 皮脂分が減少し乾燥が一気にすすみます。

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< 年齢や季節に応じたスキンケアが大切 >

 ■ 基本となるスキンケア

・爪を常に丸めておく。
     (掻いても傷をつけないように)
・皮膚を清潔に。夏は汗にも注意を。
・お風呂の温度はぬるめ。
・身体を洗いすぎない。石鹸を使いすぎない。
・掻かさないための工夫を。
・肌着の素材や洗濯洗剤にも注意を。
  (赤ちゃんの場合、抱っこする親も衣服の素材
 に注意。子どもが顔を擦り付けてきます。)
・冬場は湿度にも注意。55%以上が理想。
・最低でも、1日2-3回保湿剤を使用する。
・ステロイド塗り薬も上手に利用する。

■ お風呂で気をつけること

① 温度はぬるめ。38〜40℃程度で。
② 石鹸は最低必要限にしましょう。わき・首・おまた中心の使用で十分です。低刺激性のポンプ泡タイプの洗浄剤を使用するのがいいでしょう。
③ 洗浄剤はよく泡立てます。肌はタオルなどでこすらずに素手でやさしく洗い、洗浄後はよくすすぎましょう。
④ 風呂で掻いてしまう子には、おもちゃなど持たせて気をそらせましょう。

■ 保湿剤を塗るタイミング。

① 保湿剤は1日3回程度以上が理想です。
② お風呂上がりやシャワーの後、10分以内に
 塗るのがベストです。
③ 着替えの時などには、湿らしたタオルなどで
 身体や顔を湿らすように拭いてから保湿剤を
 塗るのがお勧めです。

・保湿剤は、季節や肌の状態を見て種類を
  選んで塗り方が望ましいです。
  小児科などで相談してみて下さい。

■ 保湿剤の種類

▶︎ 保湿剤の働きは大きく分けて2種類あります
 ① モイスチャライザー
  << 水分保持作用を持つ成分 >>
   例 : ヘパリン類似物質 , 尿素製剤
     (ヒルドイド,ケラチナミンetc.)
 ② エモリエント
  << 皮膚から水分を蒸発させない油性成分>>
   例 : ワセリン
   
・ 保湿のメインとなるのはモイスチャライザー
 となります。
・ エモリエント(ワセリン)は、肌を保護する時
 に多用します。
・ その他にも、炎症を抑えたり血行を良くする
 など様々な働きをもつクスリがあります。

▶︎ 保湿剤には様々な基剤があります。
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        軟膏,ソフト軟膏,クリーム,乳液,
   化粧水,フォーム,ローション
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 ① 塗り心地(しっとり感,のび,べたつき)が、
  違います。
 ② 季節,塗る部位,範囲などにより最適な
  ものを塗ることが大切です。
 ③ ジュクジュクしたりキズがある部位は、
  軟膏が基本です。ローションなどは刺激が
  あるので避けましょう。
   ④ 保湿ローションの上に、軟膏やワセリン
  などを重ねて塗ることも効果的です。

・ワセリン
・白色ワセリン
・プロペト
・市販薬 ( サンホワイトワセリン、
     ベビーワセリンetc.)

◉ 肌を刺激から守り肌を保護します(膜がバリアとなって、衣類などとの摩擦や、空気中のホコリや化学物質から肌を守ってくれます。) また肌から水分が蒸発するのを防ぎ、肌の潤いを保つ効果も認められます。
・ヘパリン
 類似物質
・ヒルロイド、ビーソフテン
・市販薬(ヒルマイルドetc.多数あり)

◉ ソフト軟膏,クリーム,ローション
 泡など多数の剤形があります。
 季節や症状で使い分けます。
◉ 乾燥肌以外にも凍瘡(しもやけ)
 にも使います。
◉ 正常発汗を促す作用もあります。
 (特にクリーム)
・尿素系・ウレパール,パスタロン,
 ケラチナミンなど
・多数の市販薬

◉ クリームやローションの剤形が
 あります。
◉ モイスチャー効果に加え角質軟化
 や角質剥離作用があり「かかとの
 ガサガサ」などには最適です。
◉ 掻き傷の部分では多少刺激がある
 場合があり、手のひらや足の裏
 などに向いています。
・ビタミン
 含有製剤
・ザーネ(ビタミンA)
・ユベラ(ビタミンA.E)

◉ ビタミンAには角化調節作用、
 ビタミンEには血行促進作用が
 あります。
◉ どちらもかかとのガサガサや、
 手荒れに塗るのにも向いています
・その他・アズノールや紫雲膏など
  (抗炎症作用のある軟膏)
・亜鉛華軟膏、プラスチベースなど
・スクワランオイル、オリーブ油
・セラミド(キュレルなど)

◉ セラミドやスクワランオイル
 など市販薬はやや高価。

*ワセリンでのスキンケア*

 ・ワセリンには肌の潤いを閉じ込める働きはありますが、
  肌の水分を補ったり肌内部まで浸透したりする働きは
  ありません。そのため、化粧水などで水分を与えずに
  ワセリンだけを塗るケアを続けていると、かえって肌の
  乾燥が進んでしまうこともあると言われています。
  化粧水などでしっかり水分を補給してからワセリンを
  塗るようにしましょう。

■ ステロイドの塗り薬について

▶︎ ステロイド塗り薬は医師の指導の下で
 しっかり説明をしてもらって、納得して
 塗りましょう。
    ① 正しく使えばとても効果のある薬です。
    ② 正しく使えば副反応も心配いりません。
    ③ 原則は短期間集中でしっかり塗って早く
  治すことです。

■ ステロイド以外の塗り薬

① 近年はプロトピック、コレクチム、モイゼルトなどステロイド以外にもアトピー性皮膚炎に有効とされる塗り薬が発売され、小児にも使用されるようになっています。
② ステロイド塗り薬のような長期使用による副反応はないと考えられており、小児でも長期的な使用が可能とされています。

■ かゆみ止めの飲み薬について

▶︎ 肌が乾燥したり炎症(赤み)があると、痒みが
 出ます。掻くことで炎症が更にひどくなり
 その結果ますます痒みが悪化します。
 痒みを軽減する目的で抗アレルギー内服薬を
 使用することもあります。
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 効果が出るまで時間がかかったり、効果が余り感じられない場合もあります。薬の種類を変更すると効果が上がる場合もありますのでご相談下さい。

<予約受付時間>
● 午前08時30分〜11時30分
● 午後16時00分〜17時45分
( 日・祝・木・土曜午後は休診です。)

■ 休診のご案内 ■

  • *土曜日は午前中のみ診察です

■ ア ク セ ス ■

大阪府茨木市下穂積1-3-101 ホワイトハウス穂積1F

*当院には駐車場はありません。