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ヘルパンギーナ

■ ヘルパンギーナとは

・口の中に水疱性の発疹ができる、初夏から秋にかけて流行することの多い夏かぜのひとつです。
・原因となるウイルスは数種類あり、乳幼児期の間に何度かかかることも多く学童期以降や大人の発症はあまり多くありません。主な感染経路は接触感染、糞口感染、飛沫感染などです。
・特別な治療薬はありません。症状に合わせた治療を行います。(解熱剤など)

主な病原ウイルスは、コクサッキーウイルス A2,A3,A4,A5 A6,A10 (CA2,CA3,CA4,CA5,CA6,CA10)などです。

■ ヘルパンギーナの症状

2~4日の潜伏期の後、突然の発熱に続いて咽頭痛が出現し、口腔内、主として軟口蓋から口蓋弓(のどの奥ののどちんこ周辺)にかけての部位に直径1~2mm 、場合により大きいものでは5mmほどの紅暈(こううん、皮膚が部分的に充血して赤く見えること)で囲まれた小さな水疱が数個出現します。
発熱は38〜40℃が1-3日続きます。

例年はコクサッキーウイルス A4,A6,A10が流行の中心になることが多いですが、今期は今のところA2を中心に流行が進んでいます。(そのためかは分かりませんが。今期2023年度は今のところ症状の軽い方が多い印象です。)

■ ヘルパンギーナの経過と治療

◉ 基本的には自然に治癒する病気です。発熱も3日程度まで、発疹や口内痛も5〜7日程度で自然に軽快します。治療も対症療法が中心となります。

+ まれに髄膜炎や脳炎を合併することもあります。

▶︎ 治療は
・発熱や痛みに対して(必要あれば)アセトアミノフェンを使用します。具体的にはカロナール、アルピニ坐薬、アンヒバ坐薬などです。
・脱水にならないよう水分摂取。口の中の痛みがある場合は熱いもの、すっぱいもの、辛いものや固いものなどは避けましょう。

◉こんな時はもう一度診察を

+4日以上高熱が続く時
+水分をあまりとらず、ぐったりしているとき
+吐き続けて、ぐったりしているとき

■ ヘルパンギーナの取り扱い、登園基準。

「発熱や咽頭・口腔の水疱・潰瘍を伴う急性期は出席停止。口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれ全身状態が改善すれば登園可能。」

----- 要するに -----
熱がなく元気で、ふだんの食事がとれる場合は登園・登校できます。

軽快した後も、ウイルスは2〜4週にわたって便から排泄されています。急性期のみの登校登園停止では流行を抑えることは出来ません。本症の大部分は軽症疾患であり、登校登園については手足口病と同様、流行阻止の目的というよりも患者本人の状態によって判断されます。

<予約受付時間>
● 午前08時30分〜11時30分
● 午後16時00分〜17時45分
( 日・祝・木・土曜午後は休診です。)

■ 休診のご案内

  • *土曜日は午前中のみ診察です

■ ア ク セ ス ■

大阪府茨木市下穂積1-3-101 ホワイトハウス穂積1F

*当院には駐車場はありません。

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