最近ではステロイドではない内服薬や生物学的製剤(注射)も使用されています。高価な薬であり、その使用には条件があります。
◉ 生物学的製剤 (注射薬)
・デュピルマブ(デュピクセント)
・ネモリズマブ(ミチーガ)
・トラロキヌマブ(アドトラーザ)
◉ JAK阻害内服薬 :
・ウパダシチニブ(リンヴォック)
・アブロシチニブ(サイバインコ)
・バリシチニブ(オルミエント)
◉ シクロスポリン内服薬 :
・ネオーラル
この中ではデュピクセントが小児のアトピー性皮膚炎では使用頻度が高くなっています。
① デュピルマブ(デュピクセント) : 6ヶ月以上
② ネモリズマブ(ミチーガ) : 6歳以上
③ トラロキヌマブ(アドトラーザ) : 15歳以上
・2週間に1回の皮下注射で投与するクスリです。痒み軽減や皮膚症状の改善に効果が高く、投与後1〜2週間で効果が出ます。
・炎症、かゆみの原因であるサイトカイン IL-13 の働きを(デュピクセントは IL-13 とIL-4の働きを )ブロックすることで炎症反応を抑制します。
・安全性は高いクスリですが高価であり、使用するには厳格な使用基準があります。
・実際の小児科の臨床の場では、副作用などの観点から以下のデュピルマブ(デュピクセント)が使用されることが多くなっています。
(どのクスリも導入時には採血やレントゲン、皮下注射の指導など必要となりますので、当院では取り扱っていません。)
◉ 適応
(既存の治療で効果不十分な)
・6ヶ月以上のアトピー性皮膚炎
・12才以上では気管支喘息や慢性蕁麻疹
◉ 副反応
・注射部位の発疹や赤み、過敏症反応(アレルギー反応)
・結膜炎
・免疫が低下する可能性があり(ヘルペス、寄生虫感染)全身的な感染症に気つける必要があります。
・血中の好酸球数の増多
* ステロイド、プロトピック、コレクチム、モイゼルトなどの抗炎症作用のある塗り薬を「正しく、しっかり」塗っても治らない時に使用します。
(ちゃんと塗ってない人が多い!)
* 免疫が低下する可能性があり、全身的な感染症(結核や帯状疱疹など)に気をつける必要があります。また導入前の血液検査なども望ましい。
① バリシチニブ(オルミエン) : 15歳以上
② ウパダシチニブ(リンヴォック) : 12歳以上
③ アブロシチニブ(サイバインコ) : 12歳以上
・毎日内服するクスリです。痒み軽減や皮膚症状の改善に効果が高く、投与後1〜2日で効果が出ます。
・高額な医薬品でもあり使用するためには厳格な基準があります。
・妊婦又は妊娠している可能性のある女性は禁忌、授乳中であれば授乳は中止します )
・JAK阻害内服薬共通に免疫系に影響を及ぼす可能性があります。感染しやすくなったり、白血球や血小板に異常が出ることもあります。
① ステロイド、プロトピック、コレクチム、モイゼルトなどの抗炎症作用のある塗り薬を「正しく、しっかり」塗っても治らない時に使用します。
(ちゃんと塗ってない人が多い!)
② 免疫が低下する可能性があり全身的な感染症(結核や帯状疱疹など)にも気をつける必要がある。ツ反、血液検査や胸部X線などの定期的な検査が必要となる。
ここをタップして記事を書きましょう!
下のツールBOXから写真や動画も追加できます。