感染性胃腸炎について ②

2024年02月29日 14:40
カテゴリ: 感染症

2024年 2月29日

感染性胃腸炎の原因となる病原体は、主にウイルスと細菌です。ウイルス性胃腸炎ではノロウイルス、ロタウイルス、アデノウイルスなどが原因となり、細菌性胃腸炎では、カンピロバクター、サルモネラ菌、ウエルシュ菌、病原性大腸菌、黄色ブドウ球菌などが原因となります。
幼稚園や保育園などで流行する感染性胃腸炎はウイルス性胃腸炎が大半を占めます。

急性胃腸炎の感染経路

・感染性胃腸炎の感染経路は、感染している人から感染する「接触感染」と、病原体に汚染された食物などが口に入ることで感染する「経口感染」があります。

・幼稚園や保育園などで流行する感染性胃腸炎はウイルス性胃腸炎が多く、「接触感染」により流行すると考えられます。下痢や嘔吐物の処理や消毒が不十分な場合に、手指に付着して口から入ったり、乾燥してほこりと一緒に吸い込んだりして体内に取り込むことで感染します。また、家庭や幼稚園や施設などでは、感染している人との接触や飛沫から感染することもあります。

・汚染された食べ物による「経口感染」で多人数が同時に発症した場合には < 食中毒 > として扱われることがあります。

ここをタップして記事を書きましょう!
下のツールBOXから写真や動画も追加できます。

記事一覧を見る

powered by crayon(クレヨン)